脱毛前に準備しておくこと

◆脱毛前に準備しておくこと

脱毛前には準備として毛の事前処理をしておくことが大切です。
ここでは毛の事前処理について解説していきます。
【事前処理が必要な理由】

事前処理は脱毛の効果と安全性を高めるため必要脱毛効果の低減や肌の危険性を防ぐためにも、脱毛前の事前処理は欠かせなくなっているのです。

事前処理をせずに脱毛を行った場合、毛が長いため毛先から毛根・毛乳頭までの距離が長くなり、
光の照射で生じた熱が発毛組織に伝わりづらくなります。その結果、発毛組織のダメージが小さくなり、
脱毛効果が下がってしまうのです。また、毛が長い状態ではメラニン量が多くなり、光の過剰吸収による過度の痛みや火傷などの危険性を伴う可能性が出てきます。
【事前処理のタイミング】

事前処理のタイミングは施術の1~2日前が良いと言われています。

施術直前の処理では脱毛の際に毛が短すぎて光が当たりづらく、脱毛効果の減少が懸念されます。
また、事前処理で肌が敏感になっていることから、脱毛が大きな刺激となる可能性も捨てきれません。

一方、事前処理から施術までの期間が長い場合、毛が伸びてしまい光を過剰に吸収して火傷などが生じる恐れが出てきます。

毛の成長速度には個人差がありますが、事前処理は施術の1~2日前に行うのが安心です。
【事前処理のやり方】

事前処理は以下のように行っていきます。
• 肌を温める
• 電気シェーバーで剃毛する
• 剃毛部を保湿する

剃毛によるダメージを減らすため、最初に肌を温め柔らかくしておくことがポイントです。剃毛時は肌に優しい電気シェーバーを用い、
深剃りしないよう心掛けていきます。最後は必ず保湿をし、肌の乾燥や肌トラブルを生じさせないことが大切です。

毛の長い箇所は電気シェーバーを使う前にハサミを使い、手でつまみながら長い毛を短く切った後、電気シェーバーでの剃毛がおすすめです。
※毛根から抜いてしまう毛抜きや除毛クリーム・ワックスは、使わないようにしましょう。脱毛は、毛根にレーザーや光を照射するため、
毛根がなければ脱毛効果を得られないからです。さらに、毛根からぬいてしまうことで脱毛周期が狂ってしまいます。
また、毛抜きなどで毛根ごと引き抜いてしまうと、毛穴が広がります。毛穴が広がってしまうと皮脂がたまり、雑菌が繁殖しやすく、炎症を起こす原因につながってしまいます。